伝えることは他の誰かの幸せに繋がる
Team of architects working on construction plans together

人間も動物の一種であるが、人間と動物には決定的な違いがある。動物の生きる目的は生存することや子孫を残して繁栄することであるが、人間はそれ以上に人に伝えて後世に残すことが目的ではないだろうか。

100年前の象と今の象を比べてもそれほど大きな進化はしていないが、100年前の人間と今の人間を比べるとかなり大きな進化をしている。100年前の1920年には、インターネットはなかったし、スマホもなかった。今の人類は過去に例を見ないほどの進化を遂げている。これは、人間が他の動物よりも伝えることに長けていたからである。

これまでの人類が経験した道を歴史という形で残したり、自然現象の一般的な法則を伝え残してくれていたことで、過去の人が経験したことと同じことを繰り返さずに済んだことが、かなりの時間短縮に繋がり、人類の進化に繋がっている。だから、私たちも先人たちが残してくれたモノを後世に伝えていく義務がある。

学んだことを何も実践せずにいると宝の持ち腐れで終わってしまうが、学んだことでこのままではいけないと気付くことで自らが変わり始める。自らが変わり始めると、幸か不幸か何らかの結果が出る。その結果に対し、学び、気付くことで次第に上手く回り始め自らが幸せになっていく。自らが幸せになっていったら、上手くいった方法を誰でもできる形にして伝えることで、周りが幸せになっていく。これが幸せの好循環を作る秘訣である。

過去何百年、何千年にも渡り伝わってきているものが「伝統」であり、過去の先人が正しいと判断したから続いているのである。私自身も体験して良いと思ったことはどんどん伝えることによって、世の中をより良い方向に導いていきたいと思う。

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