ロバート・G・アレンから受け取ったもの 必要な3つのスキル

先日、秩父であったロバート・G・アレンさんから考え方について教えて頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

1.必要な3つのスキル

あなたがやりたいことを実現するために必要な3つの知識は、マインドセットに関する知識、ピープルに関する知識、システムに関する知識です。

 

マインドセットとは物事の「考え方」であり、これは人によってかなりの差異が見られます。例えば、お金の使い方一つ取ったとしても、お金持ちの人とお金持ちでない人の考え方は違います。例えば、お金持ちの人はまだ名もない時からでも積極的にお金を寄付していますが、お金持ちでない人は貰ったお金をどのように消費しようかということで頭がいっぱいです。

 

ピープルとは「人」に関する知識で、コミュニケーション、セールス、交渉、説得といった対人に対するスキルです。これを持つことで、営業であれば自身の売り上げを伸ばしていけたり、会社であれば上司部下、グループやチームでのコミュニケーションが円滑になって物事が上手く好転していきます。

 

システムとは「やり方」に関する知識です。やり方とは、例えば、株式投資をする場合であれば、証券口座の開き方であったり、株の売買の仕方、どの銘柄を購入するかといった選定の仕方、税金の徴収方法と行った内容になります。

 

マインドセットの知識、ピープルの知識、システムの知識の中であなたが足りないと思っているところはどこでしょうか?

 

ロバート・G・アレンさんはこの3つのスキルのうち、最も重要なことはマインドセットであると言います。割合で言うと、マインドセット:ピープル・システム=65%:25%:10%です。それくらいマインドセットが大切なのです。しかし、多くの人はシステムの知識が足りないと思い、それを探し求める傾向にあります。そのシステムを探すために、セミナーに足繁く通っている人もいます。私自身もここ2年程、セミナーに頻繁に参加していましたが、平日は仕事、休日はセミナーという感じで、仕事とセミナーの繰り返しのような日々を送っていました。結局はその繰り返しに終始して、実践しないままになっていることが多く、セミナーの内容すらも忘れてしまっているということが多くありました。また、セミナーに参加するために日程調整に奔走するなど、セミナーに参加することが目的になってしまっており、実践が疎かになっていることになっていることに気付かされました。

 

 

 

 

 

 

 

以前、「成功法則オタクは成功法則を学ぶのに忙しく、実践する暇がない」という文章に出会って、「あっ!」と思い起こされました。インターネットが普及しているご時世ですので、大抵のことはネットで調べれば入手することができます。まずすべきことはお金を掛けずに行うことであり、ネットで調べることです。しかしながら、ネット情報は全てが全て正しいとは限りませんので、それが正しいかとうかを見極める知識を持っていないのであれば、それはきちんとお金を払って、必要な人から有益な情報を貰う必要があります。

 

また、システム探し求めている人の中に、資格試験オタクといって資格を沢山持っている人もあります。非常に勉強熱心で良いことではあるのですが、どこか学校の授業の延長線といった感じがします。所謂、秀才に多いタイプです。その資格は使ってこそ意味があります。私がコンサルタントをやっていたときにも、「コンサルに関係する資格(中小企業診断士)を持っている方は使えない」ということを言われていました。コンサルタントをやる前にエンジニアでやっていたときには、その仕事とは関係のない「ファイナンシャルプランナー」や「簿記」といった資格を勉強していました。だから、上司から「エンジニアに向いてない」とか言われるんですね(笑)

2.できないのはマインドセットが弱いから

ほとんどの人はやり方が分からないからできないとか言いがちですが、本当にやりたいことであればスキルがなくてもできるのです。自分が行動できない理由は、システムといった知識、やり方を知らないからではなくて、マインドセットが弱いからだということです。マインドセットが弱いから言い訳をしたり、やり方を収集することに走るのです。

 

以前プロ野球の監督で試合中に負けたときの言い訳を考えていたという方がいました。本当に勝つ気があれば、言い訳なんて考えないですし、ましてや試合の後半でも逆転の可能性が残されているわけですから、試合中に考えることは周りの選手にも悪影響を及ぼしていたと思われます。私自身も組織で仕事をしていたときに、この人に言い訳させると天才だと思える上司がいました。その人の口癖が頭に「いや・・・」とつけて否定するタイプで、何を言っても頭に「いや・・・」と言って否定され続けてきたので、最終的にこちらが折れて言うとおりに従っていました。

 

「失敗したらどうしよう」と思うと、人は行動できなくなってしまいます。だから、もっともっとシステムの知識が必要だと思ってしまうのです。でも、そのシステムの知識をいくら得たところで、行動しないと先に進むことはできません。もしマインドセットに「成功している人で失敗した人はいない」ということが入っていたら、ここぞとばかりに挑戦するでしょう。失敗というのは常に自分自身の学びになり、将来成功したときのネタになります。失敗した経験を話すことができれば、相手の心を惹き付けます。

 

また、システムの知識をたくさん得すぎると、頭でっかちになってしまい、「自分はこんなに知っているんだぞ」といって逆に踏ん反り返りがちになってしまいます。そうならないためにも、インプットした分はアウトプットして吐き出していく必要があります。

 

人の失敗を知るためには「伝記」を読むことです。「伝記」とは何かの分野で成功した人が歩んできた道を書き記したもので、伝説を書き記した書物です。私も小さい頃マンガで読んでいましたが、伝記に残っている人というのは人から笑われたり、嫌われたり、時には蔑まれたりしています。コペルニクスが地動説を提唱した時も然り、ライト兄弟が人も空を飛べると信じて有人動力飛行を成功させた時も然り、エジソンが夜も昼のように明るい生活を信じて白熱電球を発明した時も然りです。

 

エジソンの名言に「失敗ではない。うまく行かない方法を一万通り発見しただけだ」とあるよう、失敗をどのように定義するかによってもマインドは変わってきます。自分が失敗と認めなければそれは失敗ではないのです。つまり失敗とは、成功するために必要な「通過儀礼」のようなものです。

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