前回、過剰は不足より悪いということと、不足には対策が打てるという話をしましたが、不足でもしてはいけない対策があります。

 

 

1.してはいけない不足対策

してはいけない不足対策とは、自分はまだまだ足りないからもっともっと必要だと思い追い求めることです。例えば、試合の本番が弱いからと言って、私は練習が足りないと思い練習ばかりすることです。練習することは確かに大切なのですが、練習したことを本番で発揮できないと使って貰えません。プロ野球でも試合で結果を残さなければ、選手として継続的に活躍することはできないのと同じです。

 

練習はある一定レベルになった時は、実行や実践を積み重ねていくことが重要です。いつまでも準備中の状態では、準備はプロ級であっても、本番ではプロにはなれません。本番でプロになるためには、本番を経験して行くしかありません。

 

不足とは自分の望むべき姿と自分の現状のGAPであり、それを認識して何かしらの対策でそのGAPを埋めていきます。しかしながら、GAPが縮まっているのに関わらず、欲をかいてもっともっとと求めるのはよくありません。何事にも完璧を目指すとかなりの時間がかかってしまい、結局何も成し遂げることができない状態になってしまいます。

 

私は昔は完璧主義で凝りに凝ってとことんやるタイプでしたが、それ相応に時間も掛かり、いつの間にか完璧じゃないとダメという感覚に陥っていました。完璧なものを求める程、時間が掛かるものはありません。完璧を求めた挙げ句、必要な人に必要な情報が行き渡らなかったり、間違った方向で努力してしまった結果、時間ロスに繋がることもしばしばありました。

 

現在においては、80%程度完成したら、必要な人にアクションを起こすようにしています。それによって、方向の修正や相手に取って安心を与えることができ、パフォーマンスが上がっています。

2.今あるもので勝負する

そもそも本当に不足しているのかということを確認してみる必要があります。自分は不足していると思っていても、他人からはもう十分だと判断されることがあります。不足していると思っているのは自分だけという状態でないか、周りに確認してみましょう。

 

AIやIotと言ったデジタルツールに関してはある程度の新しい知識が必要になってくるかもしれないですが、それ以外の項目であればなんとか今持っているもので勝負できることが多いのではないでしょうか。例えば、会社で部署が変わった時に、全く新しい部署に配属されたので新たに何かを勉強しないといけないと思いがちですが、自分が今までやってきた知識である程度対応することは可能かと思います。それは会社自体が変わっていないことや、製品に関する知識や仕事の仕方のような共通することがあるからに他なりません。ある程度経験した人であれば、今までやってきたことが共通する部分というのが見えてくるので、それを最大限に活用します。活用してみて、やっぱりここは勉強しないといけないなと思った時に、勉強すれば良いのです。

 

また、資格試験マニアが陥ることとして、資格を次から次へと取っていく傾向にあります。勉強熱心であることはとても素晴らしいことですが、なぜその資格を取る必要があるのかということを問うてみてください。仕事で必要な資格であれば取らざるを得ないですが、資格を取ることが目的になってしまっている方は要注意です。今一度、持っている資格で勝負できないかと尋ねてみてください。

私も新人の時に、仕事に必要な資格の他にも、仕事とは関係のない資格を取ってきましたが、今ではむやみやたらに資格を取ることはやめています。というのも、資格はたくさん取るものではなく、A級資格を1つ持っている方が、何よりも勝るということに気付かされたからに他なりなりません。そして、今では自分に必要なA級資格のみに絞り込んで、資格取得よりも実践することを重視しています。「選択と集中」することも、最大限の成果を上げるうえで重要な考え方です。

3.完璧に拘らない方法

完璧に拘る人に関しての対策は、期限を区切るのが良いと思います。期限を区切ることによって、その日以上には取り組むことができないので、必要以上に完璧を求めなくなるのではと思います。

 

期限だけでは心許ないという方においては、自分のルールを決めておくのはいかがでしょう。「こうなったらやめると」という基準を作ることです。例えば、この仕事にかける時間は3時間という風に時間を決めておきます。その時間内で終わらなければ、完成としてもいいですし、1回だけ1時間の延長を認めるというのでも良いかと思います。このように自分のルールを作って、ダラダラとやり続けることを防止します。

 

すべては「自分には不足している」という自分の間違った思い込みから始まります。それでもまだあなたには不足しているものがありますか?

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