なぜあなたは「おみくじ」で大吉だからと言って喜んでいませんか?

お正月から1ヶ月過ぎようとしていますが、初詣で神社やお寺でおみくじを引いたという方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

1.「おみくじ」を引く理由

何を隠そう私自身も毎年の恒例行事の一環として「おみくじ」を引いています。私が「おみくじ」を引く理由は、その一年自分がどういったことに気をつけて過ごせば良いかということを知り、自分への戒めとして引くようにしています。だから、むしろ「大吉」以外が出ないかなぁと思って引いてみました。

 

そして、今年の結果はというと、「大吉」。orz。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私自身も昔であれば、「大吉」がでるとヤッターと思ってしまっていましたが、これって「おみくじ」によって、自分の感情がもの凄く揺さぶられている状況ですよね。「大吉」が出れば今年1年どんないいことが起こるのだろうとか、「凶」が出れば今年1年どんな1年になってしまうのだろうかと不安に思ってしまいます。たかが「おみくじ」1枚でそんなに感情を揺さぶられるくらいなら、いっそのこと「おみくじ」を引かないという選択肢もありかと思います。

 

ちなみに、今年私が行った神社の「おみくじ」は元々「凶」がないことと書いてありました。とても親切で「おみくじ」を引く方にとってはこの上ない良心的な神社です(笑)。場所によっては「凶」の更に上、「大凶」を設定しているところもあります。一年の始まりから「大凶」なんか引いた日には、人生が終わったような気になりますね。

 

過去に東京にある比較的「凶」が出やすいと言われるお寺に友人とお参りに行ったときに「おみくじ」を引いたのですが、結果は「大吉」でした。時をおいて、数年後に行ったときも「大吉」でした。本当に「凶」が入っているのか疑いたくなりましたが、一緒に行った友人が引いたのは2回とも「凶」でした(笑)。「凶」ありました。

 

ここからは余談ですが、おみくじはみくじ筒をしゃかしゃかして、出た番号の数字について引き出しから「おみくじ」を受け取るのですが、彼はそのしゃかしゃかをせずに、自分の直感で決めた番号の「おみくじ」を取ったのですが、結果は「凶」。次行ったときにも、リベンジで同じことをやったのですが、結果は「凶」。「おみくじ」って決められた正しい行為でしないといけないことを学ばせて頂きました。

2.「おみくじ」の問題点

話を戻しますが、「大吉」のおみくじを見て気付くことは、書いてあること良いことばかりです。病気は回復するとか、失物は早く出るとか、売買共によしとか・・・。気をつけることがあまりなく、自分への戒めになりそうもありません。

 

「おみくじが大吉だったからハッピーだ」と安心している人に限って、何も行動しません。例えば、未婚の方でパートナーを探している方がいたとします。「おみくじ」に恋愛・縁談が成就すると書いてあるのにもかかわらず、何も行動しなければ成就するわけがありません。

 

逆に「おみくじが凶」であったとしても、恋愛・縁談のところに「慎重に見極めろ」といった注意事項に気をつけて行動したのであれば、成就するかもしれません。結果的に「おみくじ」に凶を引いたときの方が、やりたいことを成し遂げることができたといった、逆転の結果になることもあり得ます。この違いはどこから来るのでしょうか。

 

その結果の違いは、「おみくじ」に何を引いたのかではなく、自分が何を行動したかです。「おみくじ」は信じるものではなく、活用するものです。つまり、自分が今年1年の目標や成し遂げたい項目に対して、後押ししてくれるものが「おみくじ」が持つパワーなのです。

 

「大吉」であれば、自分の信じた道をひたすら進めばいいですし、「凶」であれば、注意しながらその道を進んでいけばよいだけなのです。また、「凶」である場合は、今すべきタイミングでないということかもしれないですし、先送りした方が良いか今年は避けた方が良いということかもしれません。そうしたタイミングを自分でコントロールするために活用していくのです。

ちなみに、私は今年の「おみくじ」では「龍が天上に登る時を得たようで 正しい心 人に尽くす心を 失わない限り 望みは達せられる 更に神仏に念じ 道を誤らなければ 一層良くなる」という文章を頂きました。とても気に入っています。

 

あなたは「おみくじ」に何を期待しますか。

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