あなたは人の話を聞く際に、どのような聞き方をしていますか?
目次
1.自分の人の話の聞き方を振り返ってみる
そもそも自分が人の話を聞いている姿を自分で見る機会はありません。
他人から時々フィードバックを貰うことも必要ですが、
まずは自分自身で下記のような聞き方をしていないか
振り返ってみてください。
新聞を見ながら人の話を聞く。
スマホを見ながら人の話を聞く。
パソコンをしながら人の話を聞く。
不機嫌そうに聞く。
腕組みをしながら睨みながら聞く。
上記のような聞き方をみて、
良くあてはまると思った方は修正する余地があります。
2.相手は自分を映す鏡
相手がもし上記のような態度を取られたらどのように感じるでしょうか。
恐らくイラっとしたり、怒ったりするのではないでしょうか。
私自身も急な用事でパソコンを使用しながら、
先輩の話を聞いていたことがあり、
その時の先輩は怒って出て行ってしまった
という苦い経験があります。
自分が普段何気なくしている動作かもしれませんが、
相手が受け取る印象はかなり悪いものになってしまいます。
そういう態度を取ってしまう背景には自分の無意識があります。
特に自分より格下の場合、例えば自分の子どもに対して、
上記のような横柄な聞き方してしまいがちです。
私の場合は先輩でしたが(笑)
こういった態度を変えるには自分の現状を振り返り、
改善すべきところに関しては意識して変えて
取り組んで行く必要があります。
3.聞くと聴くの違いは?
聞くと聴くの違いを英語で言うと、
聞く・・・hear
聴く・・・listen
になります。
「聞く」には、自然と耳に入る音や声を感じる
「聴く」には、相手の感情を汲み取り、寄り添って、理解しようと思って聴く
という意味を表します。
つまり、きいているのは自分ですがその主体が、
「聞く」では自分であり、「聴く」では相手に置かれています。
コーチングにおいても『傾聴』が大事と言われるよう、
相手のことを自分事のように聴くという姿勢が重要です。
また、「聞く」の漢字を分解してみると、耳しか入っていませんが、
「聴く」には耳と目と心が入っています。
つまり、「聴く」は「聞く」の3つの器官を使ってききなさいということであり、
そのエネルギーは「聞く」の3倍使用することになります。
そこまでのエネルギーを使用してきいているのに、
相手のことを理解できないわけがないのではないでしょうか。
4.相手に寄り添うための聴き方は?
相手に寄り添いながら聴くためのコツは
楽しそうに相手の話を聴いてあげることです。
相手が楽しそうに聴いてくれているだけで、
相手が話すつもりのなかったことまで
話してしまう可能性もあります。