あなたは『怒る』と『叱る』の違いを説明できますか?

1.『怒る』行為は自分の為、『叱る』行為は相手の為

『怒る』のは自分のストレス発散や、

自分の思い通りにいかないことに対して

怒ることで相手を強制的に自分の思い通りに行わせる行為です。

職場の上司が部下に対して、よく見られる光景です。

 

私も仕事で、部下を怒って自分の意見を無理やり押し通す上司を

経験したことがあります。

本来であれば、互いに納得がいく方法を考えていく必要がありますが、

「自分の意見が絶対正しい」「~すべきでないといけない」

という自分なりの正義感を前面に出してしまうと、

自ずと怒るという行為になってしまいます。

 

一方、『叱る』という行為は、相手の為を思いやって怒ってあげるというものです。

そこには、相手視点の立場に立ったものの見方があります。

 

社会人になると、誰も叱ってくれません。

仮に間違った行為をしていても、叱って正してくれないので、

間違っていた場合は間違い続けてしまう危険があります。

大人であれば自分で気づいて直していくしかありませんが、

子どもに対しては時に親が愛情を持って、きちんと叱ってあげる必要があります。

 

現代においては、『モンスターペアレント』という言葉ができたよう、

学校で叱ってくれているのに、それに対してクレームを言う両親も

少なからずいます。

昔であれば、見ず知らずの他人が子どもが間違ったことをしていたら

きちんと叱ってくれていましたが、

現在においてそれをすると逆恨みされる危険も潜んでいます。

しかしながら、叱る行為自体に対しては子どもが誤った方向に

進んで行かないようにするためにも積極的に行っていく必要があります。

 

以上のように、『怒る』のと『叱る』のとでは、雲泥の差があります。

誰にとってメリットがあるか、これを考えることによって、

その人が怒っているのか、叱っているのかが分かります。

2.怒る行為は感情的、叱る行為は理論的

また、別の視点で見ると、怒る行為は感情的で、叱る行為は理論的とも言えます。

 

怒る行為は自分の感情の赴くままに発している行為であるため、

コントロールが出来ていない状態です。

 

叱る行為は自分の感情を整理して冷静になって行っているため、

コントロールが出来ている状態です。

 

怒るというのは下の者が上の者に対して行う行為であり、

叱るというのは上の者が下の者に対して行う行為です。

3.人生がガラッと変わった!?

駅のポスターに『つい、カッとなった。人生、ガラッと変わった。』

と暴力行為防止ポスターが面白いと思っていつも見ているのですが、

怒って暴力をふるってしまったら人生は変わってしまいます。

 

いくら人生を変えたいと思っていても、

暴力や犯罪で変わってしまうのはとても心が痛いことです。

そうならないためにも自分で自分の心をコントロールできる方法を

持っておいた方が良いです。

 

家を出る時に奥さんと喧嘩して、その状態のまま

車を運転して事故にあったという事例は少なくありません。

 

私自身も仕事帰りに上司に対してイライラすることがあって、

帰り際にむしゃくしゃしてスピードを出しすぎたり、

坂道でアクセルをベタ踏みにしたりしたことがかつてありました。

アクセルを踏んでいる時に、ふと冷静になってこのままではヤバいと思い、

ブレーキを踏んで間一髪、前方に止まっている車ぶつからずにすみました。

 

今振り返ってみると、

この時は「神様がまだお前が死ぬときではない」と

言ってくれていたのかもしれません。

 

人生を変えるのであれば、不幸な方法で変わるのでなく、

幸運な方法で変えていきたいものです。

.IメッセージとYouメッセージ

相手に対する叱り方のコツとして、

IメッセージとYouメッセージを知る必要があります。

 

Iメッセージとは、「I」つまり「わたし」を主語にした言い方です。

Youメッセージは、「You」つまり「あなた」を主語にした言い方です。

 

例えば、子どもが夜まで遊び呆けて帰りが遅くなったことを怒るのに

Youメッセージで伝えると、

おまえは今、何時だと思っているんだ。いつまで遊んでいるんだ。」

という一方的に怒っているえ伝え方になり、

怒られた当人も「そんなことぐらい分かってるわ。」

と言い訳や反論してくることもしばしばです。

 

これをIメッセージで言い換えると、

「私は帰りが遅くなって、ずっと心配していたんだよ。」

という伝え方になります。

このように言われると相手は物凄く悪いことをしたと反省をして、

次から同じことを繰り返さないと心に誓うことになるかもしれません。

 

Youメッセージで伝えると断定的に

「あなたはこうすべきだ」という伝え方になってしまい、

相手にとってきつい言い方になってしまいます。

 

常に相手に伝える時は、Iメッセージで

自分視点で伝えることができないかを考えてみてください。

きっと思いがけない変化が生じることになるでしょう。

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