あなたは知らず知らずのうちに選択をして行動していることが、
今の自分を作っていることに気付いていますか?
1.原因と結果の法則
『原因と結果の法則』は19世紀生まれのイギリスの作家である、
ジェームズ・アレンが基になっています。
この基本的な考え方は、
『原因=わたしたちがこれまで考えてきたこと』
『結果=現在の関係』という構図です。
つまり、あなたの現在の置かれている関係は、
これまでのあなたが考えて行ってきたことに
起因して生じているということです。
「すべての原因は自分にある」ということが、
この『原因と結果の法則』の本質ではないでしょうか。
2.『ミラーニューロンの法則』
ミラーニューロンの法則というのは、
人は嫌でも周りの影響を受けてしまうという法則です。
学生時代に、勉強ができる人はできる人同士で集まったり、
不良である人はそのグループで集まったりしませんでしたか?
『朱に交われば赤くなる』というように、人は周りの影響なしには生きていけません。
特に日本人は仲間意識が強く、群れから離れようとしたら、
その人を攻撃したりといわゆる『村八分』的な扱いを受けたりします。
聖徳太子の時代から『和を以て貴しとなす』ということを教えられてきていることから、
和やチームを大切にする傾向があります。
また、日本は有数の地震大国であるので、
災害が発生した時は災害が発生していない地域から必要な物資を送るなど
お互いに助け合っていきていかないと生き残っていくことが出来ません。
『和を以て貴しとなす』は人間が生き延びるための知恵です。
しかしながら、チームの考え方が悪い方向に流れてしまっては良い結果は得られません。
稲森和夫氏の『働き方』に『人生・仕事の結果は、考え方×熱意×能力という一つの方程式で表される』とあります。
成果は、考え方、熱意、能力この3つのどれもが欠けても出せないということを表しています。
熱意はあるけど、能力がなければ成果は低いものになってしまいますし、
逆に能力が高いのにも関わらず、熱意がないと同様に成果は低くなってしまいます。
ここで、重要なことは、考え方にはプラスとマイナスがあるということです。
例えば、部活動で先生が見ていないときは手を抜いても良いという
マイナスの考え方がそのチームに浸透してしまっている状況下においては、
熱意や能力があっても、成果はマイナスになってしまうということです。
映画のスターウォーズであるよう、
アナキン・スカイウォーカーが悪の道に引きずり込まれてダースベーダーとなったのは、
完全に考え方がマイナスであったことが原因だと考えます。
良い考え方を持った人たちの周りにいないと最大限の結果は得られないのです。
かつての松下村塾から明治期を主導した人を多数の輩出したように、
誰から学ぶかや誰とやるかということが非常に重要です。
3.人間は無意識の行動と選択をしている
人間の行動は基本的には無意識で行っています。
例えば、家を出る時に鍵を閉める時や、ガレージへの車庫入れのように
意識しなくても行っている行動が思い付きます。
日中、家を出る時に鍵を閉めたかどうかを振り返った時に、
「あれ?閉めたかな?」とたまに不安になりますが、
これが無意識に行っている証拠です。
こうした自分の望む未来を最速・最短で手に入れるためには、
『ミラーニューロンの法則』で模範となる人を真似ていき、
自分の潜在意識に良い考え方・知識・情報を取り入れて、
無意識に選択と行動を行うことです。
常日頃から良いものに触れていくことが
結果的に自分の未来を作っていっているのです。