コーチには「聴く」スキルが求められると書きましたが、きき方によっては相手を不快にさせたり、怒らせたりします。
目次
あなたがいつもやっているきき方は?
下記の3つのうち、あなたがいつもやっているきき方はどれでしょう?
1.何かをしながら話をきく
2.不機嫌そうに話をきく
3.楽しそうに話をきく
2.不機嫌そうに話をきく
3.楽しそうに話をきく
「きく」には「聞く」と「聴く」がある
よくご存じだとは思いますが、「きく」という漢字には「聞く」と「聴く」があります。
英語でも「聞く」と「聴く」に明確な違いがあり、「聞く」はhear、「聴く」はlistenです。
英語でも「聞く」と「聴く」に明確な違いがあり、「聞く」はhear、「聴く」はlistenです。
「聞く」のhearは自然に耳に入ってくる感じを表します。
一方、「聴く」のlistenは理解しようと思って注意深くきいている状態を表します。
一方、「聴く」のlistenは理解しようと思って注意深くきいている状態を表します。
「聞く」は受身的にただ単に聞いているのに対し、「聴く」は能動的に自分からきこうとしています。
先ほどの1.~3.どちらの「きく」に該当するかは見当がつくとは思いますが、
「1.何かをしながら話をきく」と「2.不機嫌そうに話をきく」は「聞く」で、
「3.楽しそうに話をきく」は「聴く」ではないでしょうか。
「1.何かをしながら話をきく」と「2.不機嫌そうに話をきく」は「聞く」で、
「3.楽しそうに話をきく」は「聴く」ではないでしょうか。
コミュニケーションにおけるきき方は「聴く」が前提
対人、夫婦のコミュニケーションにおいては「聴く」ということ意識することが重要ですが、過去の私自身もきき方が悪くて人を怒らせてしまった経験があります。
その時は、人の話をパソコンを作業しながら上の空で聞いていたことが原因でした。
その人と同じ空間や時間を共有しているのに関わらず、相手の話を聴けていなかったことは相手の時間を軽く見てしまっていることの表れであり、今とのなっては反省しかありません。
その人と同じ空間や時間を共有しているのに関わらず、相手の話を聴けていなかったことは相手の時間を軽く見てしまっていることの表れであり、今とのなっては反省しかありません。
漢字を見てみると、「聞く」には耳しか入っていませんが、「聴く」の方は耳の他に目も心も入っています。
それだけ「聴く」というのはパワフルであり人に与える印象も異なってきます。
それだけ「聴く」というのはパワフルであり人に与える印象も異なってきます。
他人の問題を解決しようとしてしまいがち
「正そうとする前に、わかろうとせよ」
臨床心理学者 カール・ロジャース
人は悩みをききながらも、それを解決しようとしてしまいがちです。
ましてや、人の話をきいてそれが自分の考え方と違っていると自分が正しいと思っている方向に修正しようとしがちです。
コーチングにおいても相手を正そうとしてしまうと、コーチに意見を押し付けられたと思い、コーチング被害者が出てしまいます。
普段の日常においても、わかろうと努めることは大切です。
そのためには、ただ単に受け身で「聞く」だけでなく、相手のことをわかろう、理解しようとしてきくきき方
「聴く」を心掛ける必要がありますね。
「聴く」を心掛ける必要がありますね。
どうやって「聴く」と効果的かということについては③へ続きます。