カウンセリングとコーチングの違いが分かりますか?
カウンセリングとコーチングの共通点は?
カウンセリングとコーチングはよく似ていますが、共通していることは「聴く」ことです。
逆にカウンセリングとコーチングでは違うことは意識している時点が異なります。
カウンセリングは「今」悩んでいることに対して行うのに対し、コーチングは「未来」に対して行います。
別の言い方をすると、今悩んでいる事柄や悩んでいる原因を聴き出してそれを取り除いてあげるのがカウンセリングであり、未来にどうなりたいかを聴いて明確にして行動を起こさせるのがコーチングになります。
現状に不満があるとしたら、未来に対して前向きに進んでいくことは難しいです。なぜなら、今の延長線上に未来があり、現状を変えなければ明るい未来はやってきません。大抵の人が不満を述べているのは現状のことであり、未来のことではないのです。未来に対して一歩踏み出せないでいるのは、もしかしたら今悩んでいることがあるからかもしれません。
例えば、今の人間関係で悩んでいたとしたら、これから先の将来に対しても人間関係で悩み続けることになります。我慢に我慢を重ねた結果、次に来るのもまた我慢でしかないのです。
なので、そういう方はまず「今」解決したいことに対してその悩みの除去を行うことができれば、未来に対して少しでも明るい一歩が踏み出せるようになるのではないでしょうか。
今を意識すると対立が起こり、未来を意識すると協同が生まれる
過去を意識すると武勇伝を語りだし、今を意識すると対立が起こりやすく、未来を意識すると協同が生まれるようになります。
「今」この時だけを見て仕事やプライベイトを見てしまうと、非常に対立が起こりやすくなってしまいます。それは、誰しもが自分は正しいことをしていると思い込んでしまっているからです。自分の正しさと相手の正しさがぶつかった時に喧嘩が起きます。自分の正しさばかりを主張してくる上司がいたとしたら、職場の人間関係は悪化の一途を辿っているのではないでしょうか。上になる立場の人として、「正しさよりも楽しさ」を意識してみてください。
少しだけでも良いので、こうなっていたら面白いよねとか、こういう未来が来たらワクワクするよねといった自分の「未来」を考えてみてください。そうすると、人間関係は思わぬ方向に好転するのではないでしょうか。
「過去」は変えられないけど、「今」を変えることで「未来」が変わっていきます。
今の自分に「質問」を投げかけてみる
「質問」を投げかけるというのは有効です。人間の脳は空白を嫌いますので、「質問」をされると「答え」を探したくなります。
その「質問」の質が良いほど、良質な回答が得られます。残念ながら、良質な質問の回答というのはすぐには見つかりません。
かの相対性理論で有名なアインシュタインですら、「昨日の晩御飯は何を食べましたか?」
と聴かれると、「カレーライス」と単純な回答しか得られません。
と聴かれると、「カレーライス」と単純な回答しか得られません。
しかしながら、「全人類を貧困から救うためにはまず何をすればよいですか?」
というスケールが大きく、より具体的な質問をすると、もしかしたら自分が想像もしないような良い回答が得られるかもしれません。
というスケールが大きく、より具体的な質問をすると、もしかしたら自分が想像もしないような良い回答が得られるかもしれません。
それほど「質問」は強力なツールなのです。
個人において「質問」を有効活用するためには、常に「今」の自分に「質問」し続けてみることです。
「質問」し続けているうちに、今の自分に足りなかったものが得られ、「今」の問題を解決することができます。
「質問」し続けているうちに、今の自分に足りなかったものが得られ、「今」の問題を解決することができます。
今の職場の人間関係で悩んでいるなら、
「今の職場の人間関係をよくするためには?」
と常に投げかけ続けます。
「今の職場の人間関係をよくするためには?」
と常に投げかけ続けます。
人間は忘れる生き物なので、いつでも思い出せるように「質問」をいつも目につくようなところに書いて貼っておくことが良いです。
そうすることで、「質問」に対する回答を自分で探し始めます。
ぜひ「質問」を自分に投げかけてみてください。