歴史を変えてきたのは常に負のエネルギー
Theory Vs Practice Bridge the Gap Puzzle Pieces 3d Illustration

あなたに2つのエネルギーをお持ちなのをご存じだろか?

それは、正(プラス)のエネルギーと負(マイナス)のエネルギーである。正のエネルギーというのは、やりたいからやるというエネルギーである。やりたいことをやるのにエネルギーはそんなにいらないだろう。例えば、テレビを見たいとか、マンガを読みたいという日常の欲求から、このプロジェクトを成功させたら会社で認められるという社会的な欲求も含まれる。

負のエネルギーとは、あなたがそれをやらないと後でとんでもないことが起こるから、それを避けるためにやるというエネルギーである。例えば、夏休みの宿題をやらないと先生に怒られるとか、スピード違反をしたら罰金ということである。これは、先生に怒られるのを避けるために夏休みの宿題をするということや、罰金を取られないためにスピード違反をしないということに繋がる。

過去の歴史を見ても、「常に歴史を変えてきたのは負のエネルギー」である。江戸時代から明治時代に変わったのもこのままでは日本は外国の植民地になってしまうと危機感を感じたからであり、戦国時代から江戸時代に変わったのも徳川家康が戦のある時代にうんざりして安定した世の中を築いていきたいと思ったからである。こうした負のエネルギー、つまり不平不満やこうあるべきという理想と現実のGAPが大きければ大きいほど行動の原動力となる。逆にいうと、行動できないのはこの不平不満やGAPが小さすぎるからであるとも言える。

それほど、正のエネルギーより負のエネルギーの方が影響は大きいのである。そんな負のエネルギーを動力源にしていきたいものである。

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