人はないものを数える傾向にありますが、
あなたはないものねだりをしていませんか?
1.ないものはないと割り切る
ないものねだりをする例が、
交際する相手や結婚相手を探すときではないでしょうか。
自分にないものを相手に求めてしまいがちになります。
例えば、自分の身長が低いから高い人とお付き合いしてみたいとか、
自分にはお金がないからお金持ちと結婚したいという感じです。
凸と凹がはまればきちんと互いに補完しあえる感じで
上手く当てはまるのですが、
一度うまく行かなくなった時には修正が
できなくなってしまう恐れがあります。
ないものを追い求めるのではなく、
いまあるものをどのように活かすかを
考えることが重要です。
交際の例で言うと、
相手にないものを追い求めてしまえば、
相手が逃げてしまって
結局は何も得られないということはよくあります。
そうではなく、自分が今持っているものを
上手く相手に伝えることができ、
相手がそれに興味や尊敬を払うことができれば、
交際に繋がっていく確率が高くなります。
2.あることを異常に感じる
「ないこと」に異常を感じる人は多いけれども
「あること」に異常を感じる人は少ないと思います。
お金の例が一番わかりやすいと思います。
「お金が欲しい」が口癖になっている人は、
大抵お金に困っている生活をしています。
お金がある人は「お金が欲しい」とは言わないですから。
「お金が欲しい」という人は、
お金がないことに異常を感じてしまっており、
それがいつも常態化してしまって、
口癖になってしまっているのです。
多くの人は他人と比較して、
自分にないことに異常を感じて、
「ないこと」をどうやって埋めようかと考えます。
自分よりできる人がいたら、
その人をライバル視して、
どうやって蹴落とそうとするか考えることが、
代表的なサラリーマン社会です。
でも、自分が持っている「あること」に着目すると
他人が別の「あること」を持っていても
気にならなくなり、
自信をもって何事においても
やり遂げることができるようになります。
「あること」に異常を感じられるようになれば、
自分に対する違った見方がすることができ、
自分の成長にも繋がっていくのです。
例えば、住む家があって、3食食べていることが
当たり前になったこの頃において、
住む家があるということを異常に思ったり、
3食食べられていることを異常に思えることができれば、
より多くの気付きが得られることになります。
3.自分における「あるなしクイズ」を作ってみる
私は小学生の時になぞなぞが好きで、
良くなぞなぞの本を読んでいました。
その中に書いてあったのが
あるなしクイズでした。
「あいさつ」にあって、「へんじ」にない。
「犬」にあって、「猫」にない。
「うさぎ」にあって、「ねずみ」にない。
「鉛筆」にあって、「消しゴム」にない。
「鬼」にあって、「熊」にない。
といった問題です。
このクイズでは、「あること」と「ないこと」の両方書かれていますが、
「あること」だけに着目すれば答えが見つかるケースがあります。
この例で言うと、「あること」の頭文字を取れば、
「あいうえお」になるということが解答です。
自分の「あること」を挙げてみて、
それを組み合わせることによっても
新しいビジネスが生まれる可能性があります。
また、自分に「ないこと」が見つかれば、
それを自分で補うのではなく、
他に得意な人を見つけてお願いすれば、
物事は解決することが出来ます。
自分における「あること」「ないこと」を
「あるなしクイズ」のように考えてみることが
あることに気付く第一歩です。