自分をどのような環境下に身を置くかで未来が決まる

牛を馬のように走らせるにはどうすればよいか考えたことはあるでしょうか。

答えは、牛を馬と同じ環境下で育てることです。牛を馬と同じ環境下で育てると、牛は自分は馬だと勘違いして馬のように早く走れるようになります。そもそも牛が馬のように走れるなんてことが起こるはずがないと思っていませんか?人は制限をかけてしまっているのは自分の思い込みからなのです。

100m走で人類は長らく10秒を切ることが出来ませんでした。しかし、100m10秒を切れる人が1人でも現れると、次々に10秒を切る人が現れ始めます。100m走でいうと、1983年5月14日にカール・ルイスが平地で9秒台(9秒97)を初めて達成した選手ですが、同年7月3日にカルヴィン・スミスが9秒93の世界新記録を樹立しました。

人は「10秒に壁」があると思い込むことで10秒を切ることはできないとか難しいというように思考してしまうのです。本来は10秒という値に対して一通過点でしかないのに、あたかも10秒に壁があるのではないかと錯覚してしまっているのです。

このことから言えることは、自分をどのような環境に身を置くかによって、自分が決まってしまうと言うことです。「朱に交われば赤くなる」というように、学生の時に柄が悪いグループに所属していると同じように自分も柄が悪くなってしまいます。あなたの職場があなたの望んだ環境であるのであれば、あなたはそこで出世しやすくなります。逆に、自分の望んだ環境下でなく、我慢しながらそこに身を置いているのであれば、それはあなた自身の寿命を縮めてしまっているのではないでしょうか。

今の時代であれば、自分でコミュニティを形成したり、自分の尊敬する人に会いに行ったり、メンターにしたりということが容易にできます。距離が遠くてなかなかいけなくてもオンラインサロンという手段もあります。

私自身も読書会を月に1回開催して、読書会コミュニティを形成しています。自分自身を変えていきたいのであれば、まず自分がいたい環境はどのような環境なのかを考え、環境から少しずつ変えてみてはいかがでしょうか。

追伸:牛を馬の話を書いて、細田守監督の「おおかみこどもの雨と雪」を思い出しました。人間もおおかみと一緒に生活するとおおかみらしくなってしまうのですね。

 

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