夢を叶えるための最強の方法があれば、聞いてみたくないですか?
それは「予祝」にあります。
目次
1.夢を叶えるための「予祝」とは?
「予祝」は「よしゅく」と読み、読んで字のごとく、
予め祝うということです。
自分が夢を叶えている未来の状態を想像して、前祝いをするということです。
前祝いというのは、所謂、飲み会です(笑)
2.日本には「予祝」の文化がある!?
なぜ日本人はお花見をするのでしょうか?
古代の日本は稲作の文化であり、
秋には稲が実って、収穫量が増えることが願いでした。
それを予め春の段階で、秋の収穫倍増をお祝いしたというのが花見です。
また、盆踊りも同様に予祝であり、
先に喜んで、先に祝うこと、
これが日本古来から伝わる成功を引き寄せる方法です。
「予祝」を辞書で調べてみてください。きちんと載っていますよ。
「予祝」
豊作や多産を祈って、一年間の農作業や秋の豊作を模擬実演する呪術行事
「出典:世界大百科事典 第2版」
呪いって・・・ただの飲み会ですけど・・・(笑)
古代の人にとって、お米が取れるか取れないかというのは
死活問題だったんですね。
それが故にどうすればお米が豊作になるかを考えたときに、
先に豊作になったことをみんなでお祝いするということを思いついたんですね。
3.世界から見た夢を叶える方法
ドイツの医師で神学者、かつ音楽家であったアルベルト・シュバイツアーはこう述べています。
「成功したら幸せになれるのではない。先に幸せであることが成功を生むのだ。
もしあなたが今の仕事に幸せを感じているのなら、必ず成功するだろう。」
卵が先か、鶏が先かといった堂々巡りの問題でなく、
必ず幸せが先で、成功が後ということになります。
言い換えると、成功している人が全員幸せであるとは限らないですが、
幸せである人の中には成功している人が多いということです。
そのためには、まず自分自身が満たされた状態で幸せだと感じる必要があります。
また、「マーフィーの法則」を聞いたことはあるでしょうか?
If it can happen, it will happen.
「起こる可能性のあることは、いつか実際に起こる。」
といった法則であり、願うことにより物事は叶ってしまうというとんでもない法則です。
しかも、大抵の成功者の話を聞いても、
このマーフィーの法則は成り立つと言っています。
4.夢を叶えるためにすべきこと
「マーフィーの法則」がとてつもなく凄いからと言って、
当然ながら願っただけでは物事は叶いません。
初詣で参拝をして、お願いことをしたけれど、
1年振り返ってみた時に、何をお願いしたのか覚えていないと
いうのが正直なところではないでしょうか。
つまり、そのお願いというのは自分がどうしても成し遂げたいというのではなく、
こうだったらいいなという願望でしかないのです。
おみくじで大吉を引いて、今年の運勢はいいぞと思っていたけど、
結局1年経って考えてみたら、何も良いことが起こらなかったということはないでしょうか。
それは大吉であることに喜んでしまっただけで、何も行動が伴わなかったためです。
むしろ、おみくじは凶だったけど、そこに書いてあることに気を付けながら
物事を進めていったところ、思わぬ出来事に遭遇したということもあります。
凶のおみくじが出やすいことで有名な浅草寺には下記のことが書いてあります。
「大吉が出たからと言って油断をしたり、また高慢な態度を取れば、凶に転じることもあります。
謙虚で柔和な気持ちで人々に接するようにしましょう。
また、凶が出た人も恐れることなく、辛抱強さを持って誠実に過ごすことで吉に転じます。」
マーフィーの法則について、行間を補えば、
自分の願ったことに対して、緻密に計画を立てて、
行動に移した人だけが夢を叶えることができるというのが正確な解釈なのです。
5.既に叶った状態を想定するため、過去形で言ってみる
自分の夢を叶えるためには、自分の夢が叶った状況を現在形ではなく、
既に叶った状況、つまり過去形で書いてみることをおススメします。
人間は過去の延長線上に未来が存在すると考えてしまう傾向にあるので、
既に叶った未来を予め過去形で表現することによって、
自分の夢を叶えて行きやすくなります。
そして、叶った未来をみんなで共有するためにも
みんなでお祝いしていきましょう。
ひすいこうたろう著、大嶋啓介著、「前祝いの法則」、フォレスト出版(2018)
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