あなたは他人のルールに従って生きていませんか?
1.ルールは誰のためにある?
先日、あるホームページから写真を購入してダウンロードした時のことです(このブログにも使用されている写真です)。今まで見てきたページと変わったなと感じ、少し戸惑いましたが、無事に写真を購入してダウンロードできたので良いかなと思っていました。
しかし、ダウンロードを写真を見ると「透かし」が入っているではありませんか。購入しているのに、なぜ透かしが入っているのだと感じながらも、他の写真もダウンロードして見ると「透かし」が入っていたので、ホームページの仕様が変わったし、このタイミングで変わったのかなと思ってそのまま使用していました。
すると、先日、ご指摘を頂いてもう一度念入りに確認してみると、購入してダウンロードしていたボタンをみるとプレビュー版でサンプルをダウンロードするボタンでした。つまり、購入して買っていると思っていたのが、購入できていなかったのです。
あまりの衝撃にただ茫然として、何が起こったのか分からず、頭が真っ白になりました。(今までのブログの写真において、不備があったものに関しては購入して差し替えました。申し訳ございません。)
2.他人のルールに従うということ
ここから気づかされたことは、他人のプラットフォームを使用している場合は、本人の許可がなくても他人が自由に仕様を変更することができてしまうということです。
この代表的な例でいうと、会社の就業規則とか、直近の例でいうと消費増税も含まれます。これらのものも、本人の許可がなくても、会社や政府が決めるだけで変わってしまい、それに従わないと最悪の場合、罰則を食らってしまうことになりかねません。
一部のルールというのは、使用側の都合で良いように変えることができてしまいます。
3.ルールは何のためにあるのか?
では、ルールは何のためにあるのでしょうか。英和辞典で調べてみると下記の意味が出てきます。
(社会・会などで秩序・機能を維持するため相互に守るべき)規則、規定、ルール、規則、(科学・芸術上の)法則、方式、(数学上の)規則、解法、常習、習慣
ルールというとスポーツの例がわかりやすかと思います。
例えば野球でルールがなかったらどうなるでしょうか。打った瞬間に3塁方向に走る人がいたり、バッターボックスの周りを1周してホームベースを踏んで1点という人がいるかもしれません。そうなると野球というスポーツが滅茶苦茶になります。
スポーツはルールがあるから、プレイしている側も楽しく、見ているお客さんも面白くなるのです。これはルールを設けることで良くなる事例です。
自分のつばを天に向かって吐いたらどうなるでしょうか。上から吐いたつばが落ちて自分にかかりますよね。これは自然の法則である重力に逆らったために起こるものです。この自然の法則は『物理』と呼ばれ、これもまたルールの一種です。この自然のルールを破ることは、時によって大きな危害を加える可能性が生じるかもしれないということです。これはルールを破ることで悪いことが起こる事例です。
これらのルールが持つ2つの相反すると思われる事柄の中にも、共通点があります。それは、ルールを十分に把握することにより起こりうる悪いことを避けることができるということです。
スポーツで相手に勝つためにはルールをしっかり把握して理解しておくことが必要です。ルールを疎かにしていては相手に勝つことは難しいです。相撲であれば禁じ手をする行為であり、サッカーであればオフサイドを知らないと試合になりません。
自然の法則も同じで、この法則がわからないうちは自然の脅威に常に曝されてきています。しかしながら、人々はこのルールや法則を解き明かすことで、自然の脅威を最小限に抑えて人間が生活しやすいように変えてきました。
他人の土俵で相撲を取らないためには、相手の土俵(ルール)を詳しく知る必要があります。他人の土俵で戦っているうちは、勝つことは難しいのです。