あなたはSWOT分析を聞いたことがありますか?
目次
1.SWOT分析
SWOT分析とは、
強み Strengths
弱み Weaknesses
機会 Opportunities
脅威 Threats
の頭文字を取ったもので、
会社の経営戦略を立案する際の
最も有名なフレームワークです。
「強み」と「弱み」は主に自社に関する調査や分析のことで
「内部環境」に属します。
「機会」と「脅威」は主に自社の競合や取引先に関する調査や分析のことで
「外部環境」に属します。
このSWOTは会社だけでなく、個人にも適用することが可能です。
どのように「強み」を活かすか?
どのように「弱み」を克服するか?
どのように「機会」を利用するか?
どのように「脅威」を取り除くか?
2.どのように「強み」を活かすか?
強みに関してはストレングスファインダー(R)の項目で記載しましたが、
自分の才能を「強み」にすることです。
「強み」というのは
自分で大した努力もしていないのに
他人に楽勝に勝てるものです。
他人よりも優れていることがあなたの「強み」になります。
しかし、少しばかり優れているだけでは、
すぐに他人に追いつかれてしまうので、
少なくとも3倍くらいの実力差があればとても安泰となります。
自分の学生時代を振り返ってみてください。
あなたが優れて他人から先生呼ばわりされたことはないでしょうか。
或いは他人から褒められたことはないでしょうか。
何も勉強できたことが強みではありません。
休み時間の遊びや給食の時間、芸術の時間の中にも
優れていることはあります。
「強み」はこれから見つけ出すのではなく、
過去の経験の中から見出されることがほとんどです。
例えば、「他人からこんなことばかりして勉強しなさい」と言われても
辞めることができなかったことや
寝食を忘れてでもやり続けることができるものが
それに該当します。
「強み」は人から言われて気付くこともありますが、
自分の中で納得がいくものでないと
それを武器に戦うことはできません。
どうしても見つからないという方は、
ストレングスファインダー(R)のような適性テストを参考にしながら、
見つけるのも良いでしょう。
但し、日本人はその適性テストの結果に対して、
満足せずに何回も行う傾向にあるので、
出た結果を真正面から受容することも必要です。
3.どのように「弱み」を克服するか?
「弱み」とは、「強み」の裏返しのもので、
どう頑張っても相手に勝つことができないことのことです。
「弱み」を克服することに時間やお金を掛けることも重要ですが、
それ以上に自分の「弱み」を知って、
その「弱み」を補完してくれるパートナーと一緒に組むことです。
うまくいっている人ほど全てを自分で行おうとはせずに
必要に応じて他人に任せるようにしています。
なので、自分ではどうしても勝つことができない分野、
所謂「弱み」を人生の早い段階で見つけることが重要です。
こちらも「強み」と同じで、
過去の学生時代や社会人時代の経験を振り返ってみて、
これは他人には勝てないという「弱み」を見つけます。
また、社会人においても20代の若いうちに可能な限り経験して
自分が他人に勝てるものと勝てないものを見つけておくと
30代, 40代以降の人生をより豊かに生きることができます。
4.どのように「機会」を利用するか?
機会とはチャンスのことで、
自分の取り巻く環境がいかにうまく流れている状態を表すもので、
運気が良いことを表します。
その為には、世の中の動向を察知して、機会を逸しないように、
常にアンテナをはっておく必要があります。
つまり、チャンスをチャンスと気付かなければ、
そのチャンスは逃げて行ってしまいます。
時流を読むヒントとしては、
流行語大賞を見るのもいいですが、
発表される時は年末であり、
「時すでに遅し」といった感じになってしまいます。
手っ取り早いのは、
書店に足を運んでみることをおススメします。
最近流行っていることが本屋に行けば分かります。
本屋さんは1週間単位で商品が入れ替わりますから、
どういうキーワードが流行っているかを掴むことができます。
但し、書籍であれば執筆から出版まで時間が掛かりますが、
週刊誌を見るのも良いです。
今ではスマホやタブレットで雑誌読み放題という
サービスも1コイン500円程度で
各社実施していますので、
それに目を通しておくことも非常に有効です。
運気が高いときはイケイケドンドン的な感じになってしまい、
何をやってもうまく行くので、
ブレーキが掛けにくくなります。
所謂、バブル状態です。
うまく行っているときこそ少しブレーキを掛けるためにも
運気を他にお裾分けします。
5.どのように「脅威」を取り除くか?
脅威とは、機会の裏返しで、
自分の取り巻く環境がうまく流れていない状態のことで、
運気が悪いことを指します。
運気が悪いときは何をやってもうまく行かないもので、
自分でその流れを断ち切る必要があります。
逆風の中で物事を実行するよりも
順風の中で物事を実行していく方がうまく行きます。
いかに協力者を増やしていくかがプロジェクトを成功に導くための鍵です。
土俵を少しずらしてみることも重要です。
上手くいかない場合、他者と同じ土俵に上がってしまっている可能性もあるので、
敢えて少しずらした土俵で勝負します。
例えば、最近では女性の歌手において水着で行っているニュースを見ました。
女性の歌手だけではその他大勢の多数の仲間に入ってしまうので、
歌手×水着と掛け合わせることで、他との差異化が図られます。
あなた自身のSWOT分析をしてみてください。