物事は表と裏の両面を見る
Doodle finance business elements hand-drawn

この世の中には光と影と反対のものがあるのと同じで物事にも表と裏があります。

1.長所と短所はもともとは同じ

「あなたの強みはなんですか?」と聞かれると答えることが難しく、

逆に「あなたの弱みはなんですか?」と聞かれると答えがいろいろ出てきます。

 

人は短所を見つけることは得意であるけれど、

長所は見つけようとしないと見つけることができません。

試しに「あなたの仕事における上司の長所を5つ挙げてください」と言って、

直ぐに答えることが出来る人はどれくらいいるでしょうか。

 

短所と長所はコインの表裏のような関係であり、

長所は短所をひっくり返せばそのまま当てはまることが多いのです。

 

例えば、自分は「物静かでおしゃべりをしない」という短所があったとします。

これを長所に置き換えてみると、

「おしとやかで、場の空気を読んで柔軟に対応することができる」

と言い換えることができます。

 

就職の際に記入する履歴書や推薦状等で自分の長所を書く機会があると思いますが、

自分の長所がなかなか出てこないという人は他人に自分の長所を聴いてみてください。

長所が出てこないようであれば、反対に短所を聴いてみてください。

それを反対にひっくり返せばそのままあなたの長所になり得ます。

2.貯金が善で借金が悪か!?

以前、「金持ち父さん、貧乏父さん」が教えてくれたことを投稿しましたが、

ここでは貯金と借金について書いていきたいと思います。

https://noticetalent.wp-x.jp/2018/10/11/「金持ち父さん、貧乏父さん」が教えてくれたこ/

 

勤勉な日本人の傾向として、貯金がしている人は良く見られ、

借金をしている人は悪く見られるといった雰囲気があります。

 

ここで、論じたいのは、『貯金が善で借金が悪』ということではなく、

借金にも良い借金と悪い借金があり、同様に貯金にも良い貯金と悪い借金があります。

これも表と裏の両方を見て、自分がこれだと感じたものを信じていくことをおススメします。

 

まずは、借金の例ですが、良い借金というのは投資に関する借金です。

現在の資本主義社会においては、会社はお金を借りて設備投資をすることが前提になります。

投資した設備でものを製造・販売して、稼いだお金で少しずつ借金を返していきます。

これは従業員の所得を生み出すための源泉となるものですので良い借金ということになります。

そもそも資本主義社会においてはGDPを増やすためには

このお金を借りて投資するというサイクルを回さないとGDPは増えていきません。

 

同様に、勉強のために自分に投資するというのも良い借金の例です。

これも自分の学びに投資をしているため、将来回収できる見込みがあるものであり、

これが何倍、何十倍のレバレッジとなって返ってくる可能性があるからです。

 

一方、生活のために借金することは悪い借金の例です。

これは、投資ではなく、消費しているだけであり、何の蓄積にもならないからです。

 

次に貯金についてですが、いくら貯金をしても、

詐欺で騙されてしまったり、強盗で取られてしまう危険性があります。

しかしながら、自分の頭、知恵に投資をすれば、

誰からも盗まれることはないので最も効率の良い投資となります。

 

『貯金はこの地球上で最もお金がかかる趣味』という考え方があります。

例えば、100万円貯めるという目標を立てた時に、それを達成した場合、

次の目標として200万円を目指そうとします。

そしてまた、200万円達成したら、次は300万円・・・

このように、貯金には上限がないのです。

貯金することが目的になってしまったら、

その目的はいつまで経っても更新され続け、達成されることはありません。

だから、貯金を趣味にするべきではありません。

 

ただ、貯金がゼロというのも、雇用は不安定な時代を考えると心許ないため、

収入がゼロとなくなっても最低6ヶ月暮らせるだけの貯金があれば、

なんとか生きていくことができます。

 

貯金は必要最低限で持ち、

それを今後どのように活用していくかということに知恵を絞っていかないと、

今まで会社に勤めてきたサラリーマンは定年を迎えたときに

生き甲斐を失う傾向にあります。

 

どちらか都合の良いを片方だけ見て、

もう片方はみないと時に判断を誤る可能性があります。

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