あなたのやりたいことは何ですか?
昨日の『影響力』に引き続き、
気になったところをピックアップして、
私なりに考えてみました。
1.やりたいことは必ずしもお客さんのためにならない?
あなたがやりたいことをやるというのはとても良いことですが、
やりたいことがそのまま仕事に結びつかないことが多いのも事実です。
「私、○〇やっているんですけど、買ってもらえませんか?」と言われた時、
それがお客様にとって欲しているものでない限り、
買ってもらえないのがほとんどです。
始めはお試しでと買ってくれていた人でも、
2回目3回目になってしまうと
それ自身にメリットや魅力がなければ
買ってくれなくなってしまいます。
購買の決定権は自分ではなく、相手(お客さん)にあるのです。
そこはコントロールすることができませんので、
方法を見直していく必要があります。
2.「やりたいこと」より「求めること」
お客さんの立場になって考えてみたら、
お客さんが求めていることを供給することができたら、
お客さんは喜んで買いますよね。
つまり、お客さんの「求めている」ことの中で「やりたいこと」を見つけると
ビジネスになる確率が上がるのです。
できれば、そのことはやろうとすれば誰にでもできるけど、
ちょっと面倒くさくて誰もやっていないことということがベストです。
ここでは、面倒くさいということがポイントです。
誰でもできるものであれば、ライバルが参入してあっという間に
レッドオーシャンに変わってしまいます。
面倒くさければ、「できるけどそこまではしたくないな」と
参入障壁になってくれることもあります。
今までありそうでなかったものというのが意外に盲点なんですね。
3.「やりたいこと」を見つけるより、自分が「やって欲しいこと」を見つける
自分の「やりたいこと」というのは自分の独りよがりであることが多いですが、
自分が「やって欲しいこと」というのは、他の人の「やって欲しいこと」とも共通することもあります。
つまり、他人の「やって欲しいこと」は、
それを解決することによりビジネスとしてやっていけるのです。
だから、自分の「やりたいこと」リストを作ることも良いですが、
自分の「やって欲しいこと」リストを作成し、
その中から自分でやってみるということも方法の1つです。