打つ手は無限
white, background, painting

すばらしい名画よりも、
とてもすてきな宝石よりも、
もっともっと大切なものを私は持っている。
どんな時でも、どんな苦しい場合でも、
愚痴を言わない。
参ったと泣き言を言わない。
何か方法はないだろうか、
何か方法はあるはずだ、
周囲を見回してみよう。
いろんな角度から眺めてみよう。
人の知恵も借りてみよう。
必ず何とかなるものである。
何故なら打つ手は常に無限であるからだ。

何事においても打つ手がないということはない。それは考えていないことに他ならない。考えれば考えるだけ、良い案が出てくる。仮に今すぐ良案が出てこなくても、常に考えていれば答えは自分で見つけることができる。

心理学で「選択的注意」という用語がある。これは、自分にとって重要だと認識された情報のみを選択して、それに注意を向けて認識することを指す。つまり、自分に関係ないと思っている情報については、全く関心を寄せていないというものである。今日、「あなたが目にしてきた中で赤いモノはいくつありましたか?」と聞かれて答えられないのも、この「選択的注意」によるものである。

では、どうすれば認識することが出来るかというと、「明日、朝から晩まで赤いモノが何があったか数えておいてください」と具体的に指示すると、「選択的注意」が作用して記憶することができる。つまり、「何か打つ手はないか」や「何か良いアイデアはないか」と意識的に探すことによって、その答えが見つかりやすくなる

「打つ手は無限」、考えたら考えただけ良い案は生まれる。

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