人手不足で困っている企業があると聞く。あるイベントに参加したときのことだ。中小企業に人が集まらないどのような解決策があるかという議論をしたのだが、求人票に書いてあることは企業側の求める条件をただ羅列したものに過ぎないものが多い。それだけではなかなか人は集まらない。ましてや給料といった条件で採用した人は、他の条件が良いところが見つかれば移ってしまう。
企業が製品を販売するときにきちんとマーケティングするように、人が来て貰うためにきちんとマーケティングをしなければいけない。ここでいうマーケティングとは、採用者がそこで働くとどんなメリットがあるのかということやどのような成長が可能かといった事柄を明確にして伝えることである。採用者が勝手に応募してくるのではなく、採用者が応募したくなるようにアプローチを掛けていく必要がある。
創業者の経営理念やその会社の世界観が文化として根付いている企業こそが、21世紀生き残っていく企業ではないか。