今までは仕事は男性、家庭は女性という価値観が主流であったが、今の時代は男性も女性も自分のやりたいことをやり遂げる自己実現や自己表現のために仕事をしている人が多くなってきた。
男性はシングルタスクで女性はマルチタスクという傾向にあるらしい。シングルタスクとは、仕事において1つのことに集中するともの凄いパフォーマンスを発揮するが、複数のタスク(仕事)が同時並行で襲ってくるとたちまちに能力が低下するもの。一方、マルチタスクは複数のタスクが同時並行で襲ってきても同時に処理できるが、一方で1つの仕事をとことんやり切るような仕事には向いていない。そういう意味でも複数の仕事をこなせる女性は今後活躍できる場が広がっていくことになると思う。
一方、副業や複業が叫ばれる中で、P・Fドラッカーが提唱した「パラレルキャリア」に関心がある。「パラレルキャリア」とは、本業を持っていながら、第二のキャリアを築くことで、第二のキャリアでは報酬を得ることを目的としていないことが特徴であるが、これから起業したい人、NPO等で社会貢献したい人にとって、持って来いではないだろうか。また、定年を迎えた実績やキャリアを沢山お持ちの方が大勢いらっしゃる中で活躍の場ができることは、孤独といった不安からも解消される等の社会的なメリットもある。
老若男女問わずに活躍できる時代が「いま」なのだ。