あなたは自分の強みを知っていますか?
1.ストレングス ファインダー(R)を知る
あなたは「ストレングス ファインダー(R)」をご存じでしょうか?
※(R)は○Rで登録商標のマークです。
ストレングスファインダー(R)とは、米国ギャラップ社の開発した
オンラインであなたの才能の診断ができるツールのことです。
オンライン上で177個の質問に答えることで、
自分の才能(=強みの元)が導き出すことができます。
強みの元は34個の資質に分けられており、
書籍『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』を購入して、
コードを入力すると質問に答えることで自分の資質TOP5が分かります。
34個すべてを見ようとすると、書籍購入とは別に追加の料金が必要となります。
パレートの法則(20:80の法則)にあるよう、
上位20%で80%の結果が得られるのであれば、
その上位20%をとことん極めた方が成果に結びつきやすいです。
足りない資質があれば、持っている人を見つけて、
補完関係を築くことができれば、仕事上困ることはないでしょう。
社内全員に実施してみると、意外と人と違う資質の方がいるもので、
組織はうまく回っていることといったことがあります。
ちなみに34個の資質を見て、自分の思っていたのと違うと感じて、
再度ストレングス・ファインダー(R)をやるのは、
日本人くらいなものだそうです。
34個の資質については、下記、外部リンクに詳細が記載されていますのでご覧ください。
【外部リンク】ストレングス・ファインダー(R)の34の資質
https://heart-lab.jp/strengthsfinder/
2.「才能」を「強み」にする
ピータードラッカー(1909-2005)は下記のように言っています。
「ほとんどの人は、自分が何が得意かを知っていると思っている。しかし、たいていは間違っている。
・・・それでもなお人は、強みによってのみ何かを成し遂げることができる。」
日本の教育では、平均的であることを良しとする傾向にあります。
中学校での5教科(国語・数学・理科・社会・英語)において、
悪いところを指摘して、その弱点を克服するような教育をしています。
海外においては、どれか一つだけ突出していると、
それを徹底的に伸ばそうという教育をしています。
所謂、得意科目を伸ばすことに注力しています。
どちらの教育が善し悪しかということではありませんが、
仕事でのスペシャリストを目指そうとすると、
得意科目に絞った方がうまくいく可能性が広がります。
例えば、英語が得意であるから、将来は同時通訳家になるとか、
理科が得意だから、将来は研究者になるとかが考えられます。
但し、自分の領域の幅を広げるためには専門性だけでは行き詰まってくるため、
専門性以外の知識も必要になってきます。
縦方向に深い穴を掘るためには、同じところだけを掘っていては
手が届くところの範囲までしか掘ることができませんが、
横方向に広く掘ることにより更に深い穴を掘ることできます。
ここでいう、縦方向が専門性で、横方向が専門性以外になります。
例えば、理系であれば人に伝えるためのレポートを書く際に文章力(国語)が必要になったり、
文系で経理担当になった場合は否応でも算数の知識は必要となってきます。
ここで、重要なことは専門性を伸ばした後に、専門性以外の項目を伸ばすことであり、
同時に全て伸ばそうとしないことです。
3.才能の方程式
才能の方程式は、
『才能』×『投資』=『強み』
で表されます。
才能とは、頻繁に繰り返す思考、感情、行動パターン
投資とは、練習やスキル開発、知識を身に付けるためにかけた時間
強みとは、常に完璧に近い成果を生み出す能力
つまり、強みは才能だけでは決まらずに、
その才能を使ってどれだけの時間投資したかによって決まってきます。
『才能』をきちんと自分で把握せずに、
時間だけむやみに投資しても自分の強みには繋がりません。
だからこそ、自分の『才能』を手軽に見つけることができる
ストレングス・ファインダー(R)を一度試してみる価値はあるのではないでしょうか。