あなたには影響力はありますか?
そもそも影響力がある人とはどういう人でしょうか?
1.影響力とは?
影響力は個人のブランディングとなるもので、
松永茂人氏によると、「メリット×権威×実績×憧れ×好感度」
の5つの積で表されるとのこと。
メリットとは相手に利益を与えることができる人であり、
相手が困っていることを解決できる人のことを指します。
権威は風邪を引いたらお医者さんへ行くように、
ある物事が起きた時にこの人のとこにいけば何とかしてくれるといったことです。
実績は過去にあなたがどれくらいの経験や結果を積んできたかということです。
憧れは私もあの人のようになりたいと他人から思われる人のことです。
好感度はその人自身の他人の評価とも呼べるものでしょうか。
人は感情の生き物ですから、最後は好きか嫌いかの判断になってしまいます。
その時に理由はわからなくても、なんとなく好きだと言ってもらえることです。
2.一番最初に求めるものはメリット
「なぜあなたから買わなければならないか?」といった質問に対して、
どのように答えますか?
これも先ほどの式を使えば簡単に答えることができるのではないでしょうか。
例えば、あなたなら専門的な知識をたくさん持っているから解決できそうとか、
過去にたくさんの実績があるから、今回もあなたに任せていれば大丈夫といった理由からではないでしょうか。
先ほど挙げた、項目の中でどれか一つでも突出することが出来ていれば
あなたを選んで頂ける理由になるのです。
5つの中でも特に重要なのは最初のメリットです。
私はメリットの代わりにベネフィットという言い方も用います。
これは要するにあなたにお願いするにあたり、
私にどれだけの利益をもたらしてくれるのですかということが最も大事です。
例えば、熱が出てとてもしんどいといった状況で、
あなたが病院に行ったとしたら、熱を和らげて楽にしてくれることを期待するでしょう。
しかし、そこの病院に行って薬を貰ったのに、
ちっとも良くならずに悪化したという状況になったら
次からそこの病院は選ばれなくなるということが起きえます。
だからこそ、最低でも1でも良いので、
プラスのメリットを出していく必要があるのです。
3.自分ブランドとは?
自分ブランドとはたとえ会社の看板がなくても、自分でビジネスをやっていけることです。
大企業にいると、会社の役職で人が集まってきてくれるといった状況になりますが、
一歩会社を出てしまうとただの人になってしまいます。
しかし、自分ブランドが確立されていればTPO(時間・場所・場合)が変った時でも
人が自ずと集まってきてくれ、周りに影響力を与えることができる人になります。
影響力のある人になりたければ、自分ブランドを確立していく必要があるのです。
【参考・引用文献】
松永茂人氏、「影響力」、きずな出版(2018)
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