本物と偽物の見分けるにはどうすればよいだろうか?
それは、徹底的に偽物に触れておくことである。つまり、偽物と本物というのは相対的な比較であり、絶対的な比較ではないということである。偽物がないと本物の見分けがつかないということである。
骨董品や絵画の世界で何千万、何億円という価値が付くものがあるが、どうやって本物と偽物を見分けるかいうと、今までに偽物にどれだけ出会って騙されてきたかである。騙されることによって、その人自身の感性が磨かれて本物と偽物の区別がつくようになる。
詐欺かどうか判断するためには、自分が詐欺にあうか他の人が詐欺にあった事例を知らないと詐欺であると分からないのと同じである。他の人の詐欺にあった話を聴いて、もしかしたら自分も同じことされていたのではと「ハッ」と気付くことはよくある話である。
あなたもなぜ他の人のウソがウソだと分かるのかというと、自分が過去に同じウソをついたことがあるとか、以前に他人にウソをつかれたことがあるからである。
本物が分かるようになるために徹底的に偽物に触れよう。