自分の価値を正しく評価する
Competition concept with many businessmen about to run and one walking ahead of them on foggy city background

あなたは自分の価値を自分で勝手に低く見積もっていませんか?

1.他人と比較することが、自分の価値を低く見積もってしまう

あなたが自分の価値を低く見積もってしまうのには理由があります。

それは他人と比較してしまっていることです。

「私なんて他の人と比べると、全然うまくやれなくて自信を失いそうです。」

「私はなんであの人みたいに、売上の成績が伸びないだろう。」

「いいな、あの人ばかりうまくいって・・・」

上記のようなセリフを言ったことはないでしょうか。

 

人は幼いころから順位付けされて、人と競うことをさせられてきました。

他人と競わせることによって、モチベーションが上がり、

頑張れる動機付けになります。

最近では、幼稚園や小学校の徒競走において、

全員一緒にゴールテープを切る

ということをしている話を聞きますが、

「人を競わせることが悪い」という考え方が広まった事例です。

 

実際の社会を見ても、競争は避けて通れないことは

よくご存じだと思います。

お隣の韓国では受験でパトカーが出る事態となっており、

学歴で順位付けされてしまう典型的な例です。

 

「勝ち組」「負け組」という言葉ができたように、

社会全体は競争によって成り立っており、

仮に順位付けをすると1番から最下位まで

順番が決まってしまいます。

 

これは、動物の世界においても、競争で成り立っており、

強い者が弱い者を従えるという「弱肉強食」で成り立っています

つまり、競争がある世界こそが自然の原理に則っているのです。

2.「No.1にならなくてもいい。もともと特別なOnly one」は本当か?

SMAPの「世界に一つだけの花」が大ヒットしたときに、

『No.1にならなくてもいい。もともと特別なOnly one』

という歌詞が流行りましたが、これをまともに捉えてしまうと

No.1よりOnly oneが良いという解釈になってしまいます。

 

Only oneは世界でたった1つということですが、

これだけ情報化進んだ時代において、

Only oneの状態がどれだけ長く持続するか

というところが問題です。

 

うまくいった方法ややり方については、

他人がすぐに真似をしてしまい、

Only oneであったものがすぐに抜かされてしまい、

No.1どころかNo.2になってしまうということは

聞いたことがあるのではないでしょうか?

後から真似した競合他社が

その市場のNo.1になったというお話です。

 

そうしないためにも参入障壁を高くしておく必要があります。

参入障壁を高くする方法は次回記載します。

 

3.「2番じゃダメなんですか?」

Q:「2番じゃダメなんですか?」

A:「1番じゃなきゃダメなんです」

 

「日本で一番高い山は?」と聞かれると「富士山」と答えられますが、

「日本で二番目に高い山は?」と聞かれて答えられる人はどれくらいいるでしょうか。

答えは山梨県の「北岳」ですが、三番目、四番目、五番目は?

と聞かれるともはやクイズ番組の世界です。

 

「社長と副社長の距離は、副社長と新入社員の距離より遠い」という言葉がありますが、

TOPととの差というものは、ちょっとやそっとで縮まるものではありません。

No.1やTOPになることが難しいように、

それだけNo.1やTOPには価値があるのです。

 

4.他人と競争しないためには

しかしながら、他人と競争していては、自分自身の良いところを見失ってしまう恐れに繋がり、

コンプレックスや劣等感を感じてしまうことになりかねません。

以前にないものねだりをしないというお話をしましたが、

他人と比較することは、「ないこと」にフォーカスを当てた状態であり、

人生において幸せを感じるためには「あること」にフォーカスを当てることが大事です。

 

他人と比較しないようにするには、どうすればよいでしょうか。

 

答えは簡単で「自分と比較する」ことです。

正確には「昨日の自分と比較する」です。

比較対象は同じ自分ですので、他人に対して劣等感を抱くことはありません。

しかも、対象は昨日の自分ですから、

比較して勝っていればそれは自分の成長に繋がり、

なりたい自分に近づくこともできます。

 

他人と比較せずに、過去である昨日の自分と比較することで

1%でも成長が実感できれば、他人に振り回されずに

自分の価値のみを追求していけます。

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